平成29年6月2日 第28回 貸出金査定(自己査定)
ここ数年、毎年乃木坂46の真夏の全国ツアーに参戦してましたが、前の会社の乃木友から特段連絡もきませんので、今年は行かない方針だと思います。
そう、口には出しませんが、皆気づいていたんです。彼女たちは、我々のような零細ヲタどもの元から、もう遠く手の届かないところへ巣立って行ってしまったのだと。。
てなわけで、今年はブルーハーブの20周年ライヴin日比谷野外音楽堂の抽選に申し込みました。
もち1人で。
ブルーハーブは北海道はSAPPOLAWのラップグループです。そもそも、私が日本語ラップをよく聞くようになったのは、体調を崩し、引きこもり(ニート)生活を送っていた時期です。
ブルーハーブのリリック(歌詞)は、ファイティングスピリッツを掻き立ててくれるので、やる気を出したい時によく聞きます。
1番好きな曲は「未来は俺等の手の中」です。
この曲は、ブルーハーツのトリビュートアルバムのために作られた曲ですが、原型(ブルーハーツ:未来は僕等の手の中)をなしていないとの理由から、収録が見送られたらしいです。しかしながら、その精神は間違いなくトリビュートしていると評価されています。
MC Bossさんの実体験に基づいたリリックになってまして、時給650円のバイト生活、東京ヒットチャートへのライバル視(東京対地方)などなど、どんづまっている人たちの心を間違いなく揺さぶるのであります。
負けるためじゃなく花を咲かせに 耐えに耐え吹かぬ風に焦り
先のない土砂降りの掃き溜めに へとへとの仕事帰りの繰り返し
理想は余裕のあるヤツのものだ 希望は今の俺にはまるで人ごとだ
生きてくのでやっとだが これだけは言える それは俺等の手の中
人生9回裏の名誉挽回 限界を知らぬ俺の出世払い
しかし何時だろうと朝は眠い ぎりぎりまで寝て飯も食えずに 10時5分前の地下鉄に飛び乗る
「5月2日なんすけど、ライブなんで休ませてほしいんすけど」
「それよりも悪いんですけど、今月でやめてほしいんですけど」
OK 余裕
未来は俺等の手の中
(「未来は俺等の手の中」)
第28回は「貸出金査定(自己査定)」です。
貸出金査定(自己査定)は、お金を事業者や会社に貸出す金融機関(銀行、信用金庫)側から見た言葉です。
借りた側からみたら、借入金となります。
金融機関は法律で3月決算と決まっています。
大体年明けから3月にかけて、金融機関は貸出金を4つの区分(正常先、要注意先、破綻懸念先、実質破綻先)に評価します。
区分ごとに、貸倒引当金(債権のうち、将来回収が見込めないと予想する金額)の計算方法が異なり、貸倒引当金を計上することは、その分経費が多くなりますので、利益に大きな影響を与えることになります。金融機関が行った評価が適切かどうか、監査法人が確かめることになります。
評価の視点は、貸したものが回収できる可能性をイメージするといいと思います。回収について、正常先はまず問題ない、要注意先は回収できない恐れもある、破綻懸念先はそれなりに危ない、実質破綻先はほぼ回収できない、といった感じです。それに応じて、貸出し条件も変わってくるかと考えます。回収できない恐れが高いと利率が高くなるとか。
その回収できるかどうかの判断ですが、貸出金額を簡易キャッシュフロー(営業利益+減価償却費−税金)で割り、回収年数を求めます。基本的に、この回収年数に応じて、区分を判断することになります。
もし、借入金がある会社さんは、上記簡易キャッシュフローで借入金を割り算し、返済年数がどのくらいか算定してみると、銀行からどう思われてるか予想がつくと思います。
回収年数の目安ですが、正常先は10年以内、要注意先は10年〜30年以内、30年以上が破綻懸念先となります。
もし興味が出た方は、「金融検査マニュアル別冊[中小企業融資編]」をグーグルさんかヤフーさんに聞いてみると教えてくれますので、一読してみてもいいかもしれません。ふーん、こんな風に金融機関は見ているのね、的な。
息もつかさず山積みのプランをすまそう 長い苦難の道いつも唇には歌を
瞬間をかぎわけたった一発にかけろ 古ぼけた馴れ合いには風穴を空けろ
オマエの力はオマエ自身で確かめろ オマエのための時代ならオマエが変えろ
必ず時代は変わる いつだって追う者は追われる者に勝る
時代は変わる いつだって雑音をだまらすにはひとつ行動で表す
(「時代は変わるpt.1」)

つづく