納税資金を平準化したいのですが、方法はありますか
納税資金で、資金繰りが狂うことは多くあると思います。特に、消費税は儲かっていなくても出てきますので、年に2回の支払いが負担になることもあると思います。納税資金を平準化するにはいくつか方法があります。
納税準備金として口座を作り、年間の予想年税額を12で割り毎月予想される納税資金を積み立てる方法です。その積み立てている口座からは納税以外の支払いをしないようにすれば納税資金は確保されることになります。
国税の予納申出書というものがあります。この書面を提出し、前払いの金額を記載し、納付してしまうという方法もあります。やはり、消費税など必ず支払いが出るものに有効なものとなります。または、譲渡所得など、今年売って来年多額の税金がかかる場合などに使用できると思います。
同じ方法で、書面提出がいらない方法として、ダイレクト納付があります。電子申告の際、記録することでできます。手続きに多少時間がかかりますが、支払いするとき前払いとチェックすると任意の金額で税金の前払いができます。
手元にある金額が税金であることを意識するのは、意外と難しいです。やはり、税金分は使えないお金として事業と切り離しておきたいです。上記のような方法で税金分を事業資金と切り離せると思います。私も、税金は前払いをして一度に納付とならないようにしています。税金の金額は変わらないのですが、目の前にあると広告宣伝でもしてしまおうかと、儲かっていないのについ勘違いして使ってしまいそうになるからです。